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毎月Basserさんを読んでいるのですが、その中で気になる記事を発見!

予てより、バスの生息数が減少していると言われている霞ヶ浦水系。そこで2017年から新たな取り組みが発足します!

それは、、

「霞ヶ浦水系で5月1日から5月31日までの期間、バスの生態移動を自粛する」と発表。

Basser 2016年11月号から引用

かつて霞ヶ浦水系は空前のバスブームによって全国各地からバサーが集まり、多くのアングラーが釣りをしていました。そのプレッシャーの中でも比較的釣りやすい環境でしたが、そこから数年後、2005年6月から施行された外来魚問題に続き、キャットフィッシュ襲来などの原因によって年々バスの個体数が減少。それに伴って、バスの大型化が囁かれていました。

そのような背景から、バスを守るという取り組みは私たちにとって、とても嬉しいことですね!私は賛成いたします。

何故、産卵期にバス保護するのか

多くのバスは4月から5月が産卵期です。その後、卵が孵化し「フライ」と呼ばれる稚魚を親バスは、しばらく守ります。この時期のフライはとても弱く、親が守っていないと他の魚に食べられてしまうのです。このフライや巣を守っている親バスは警戒心が強く、それらを守る為、比較的簡単にルアーをバイトしてくるのですね。

そのバスたちはウエイトも重いため、トーナメントアングラーからすれば成績を伸ばす上で貴重な魚になるのです。ちょうど、この時期が5月。そのようなことから、5月1日から31日までの1ヶ月間、ライブウェルの使用禁止にしたのだと思われます。もちろんバスの個体差があるので、この期間で全てのバスを対象として保護はできないのは承知のことでしょうが、やらないよりはやったほうが良いと私は思います。

 

この取り組みの発案された NPO法人 水辺基盤協会より (記事より抜粋)

NPO 法人水辺基盤協会(理事長 吉田幸二)では全国的にリリース禁止のバス釣り場が増えているなかで、霞ヶ浦水系はそうならないよう、自治体を通じて働きかけてきました。年々霞ヶ浦水系でのトーナメントは増加して、確実にバスの個体数が減少しています。小型のバスの姿はあまり見られず、大きな個体ばかりが目立っている現実や、安易に釣れない現実がそれを物語っています。この状況こそ、フィールドにおけるバスの末期症状であり、これを放置することは霞ヶ浦水系のバスを大きく減少、枯渇させることにつながると危惧しています。

産卵期に釣り自体を自粛することは現実的ではありませんし、アングラーひとりひとりに規制をかけることはできません。そこでまず、霞ヶ浦水系を拠点とするトーナメント団体、ワールドバスソサエティー(W・B・S)は2017年5月1日〜5月31日に霞ヶ浦水系でトーナメントを行わないことを決定しました。

ボートで釣りをするアングラーひとりひとりに、このままでは霞ヶ浦水系のバスが枯渇してしまうという危機感を持ってもらい、せめて5月中は釣ったバスをライブウェルに入れて移動することは避けよう、という行動につながればと願っております。

各トーナメント団体様、マリーナ様、ボート店様にも「霞ヶ浦水系において5月1日〜5月31日の期間、バスをライブウェルなどに入れて移動を伴うトーナメント及び釣り大会の自粛」をお願いしたいと思います。またこのことを広めていただけることを願います。ご協力お願い申し上げます。

国土交通省 関東地方整備局指定第六号河川協力団体

NPO法人 水辺基盤協会 代表 吉田幸二

 

非常に本気感を伺える内容です。この取り組みが広がって、かつての霞ヶ浦水系のように、バス釣り業界が盛り上がることを私は心より願っています。

 

・協力者/9月14日現在

ランカーズ、マルトボート、グランパスヨット(K-1トーナメント)、マリンワークス大山/NBC霞ヶ浦チャプター、弁天、松屋/タイフーン、水神屋、水郷リバーサイドマリーナ、船章、アズマバスボートクラブ、EAST ONE、Limit、AUTREC、OMM、 B-GETS、ハーツマリン、V6マリン、潮来マリーナ、カハラジャパン(ケイズ)、NBC茨城チャプター、JB/NBC、W.B.S.

Basser 2016年11月号から引用

 

多くの関係者の方々が、このルールに前向きです。皆さんも、ご協力お願いしますm(- -)m

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