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【バス釣り】ナイロンライン おすすめ5選 ・ハードベイト・ファーストムービングルアー・巻物

厳選ナイロンライン おすすめ5選

「ライン」それはバスと釣り人を繋ぐ唯一無二のもの。だからこそ、しっかりと基準を持って選びたいものです。

一般的にナイロンラインは巻物系ハードプラグルアーにマッチしていると言われています。ナイロンラインは水より比重が軽いため「浮く」、そして適度な「伸び」この2つが巻物に向くといわれている理由です。何故ならナイロンラインはバスがルアーにバイトした時、ナイロンラインの特性である「しなやかさ」により、バイトを弾かずにフックにノセてくれるからです。

では、数あるナイロンラインのブランドから私のオススメをご紹介します。

 

サンライン SHOOTER DEFIER(デファイヤー)

言わずと知れたライン総合メーカー「サンライン」が自信を持ってリリース。

こちらのラインはバスフィッシングの本場アメリカ バスマスターエリートシリーズを戦う清水盛三さんプロデュース。優れたキャスト性能でクランクベイト、バイブレーション、スピナーベイト、バズベイトなどファストムービングルアー全般を快適に使える仕様になっています。また、ナイロンラインが苦手とするストラクチャーに対するスレにも強く、感度にも優れ釣り人にアドバンテージを与えてくれるナイロンラインです。

『「DEFIER」7つの特徴』 清水盛三さん

 

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サンライン DEFIER ARMILO (デファイアー・アルミーロ)

 

 

こちらも、サンラインから発売されているデファイアーシリーズ。

シャロー〜ミドルレンジでのクランキングはデファイアー、トップウォーター・ディープクランク・スイムベイトは、アルミーロと使い分けることによって、操作性やフッキング率が格段にアップ。これは超低伸度設計により、ナイロンラインの長所でもあり、短所でもある「伸びと浮力」をルアーの特性や狙いたいレンジによってライン伸度が変更出来る、ありがたい一品。より高次元なライン選択が可能になり、陸っぱりでのナイロンラインの使用頻度が増えそうです。

 

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ダイワ T.Dライン ヘビーコンタクトⅡ

高強力・高感度・高耐摩耗性

ロングキャスト後のストラクチャー周りでのフッキング、強引なやりとりが必須。そんな状況をサポートするベビーカバーラインです。MAXに伸びてからの粘り強さに定評があり急激なショックにも耐えられる強力なナイロンライン。耐摩耗性向上剤を配合しその強さを実現したようです。カラーは太陽光に抜群の相性で水に溶け込むステルスグリーンを採用。頼れるラインとなっています。

 

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サンライン Shooter マシンガンキャスト

 

世界のT.Namikiプロデュース。ナイロンラインのパワーとバランスの向上、世代Ⅲ。

1日数百〜数千回のキャストはライン表面に対し激しくダメージを与えます。そこへサンラインが誇る最新テクノロジー技術を施した「P-lon」加工をすることで強靭な表面を持ちフロロカーボンと思わせるほどの耐久性アップを感じさせてくれる代三世代。さらにガイドから出るラインの放出感は以前のモデルから大幅に改良され、滑らかで、かつ、その持続性が延びた。発売から15年経ったロングセラーモデルの新世代ナイロンライン。

p-lon 」とは:東京工業大学と共同で開発した技術。使用頻度に比例して落ちていく通常のコーティングとは違い、ラインの表層部を改質することで、コーティングが剥がれにくく初期性能を持続させる加工。

サンライン「三代目マシンガンキャスト」並木敏成プロによる解説&テスト動画

2017フィッシングショーにて

NEWマシンガンキャストについて 並木敏成プロ (動画中)

元々マシンガンキャストは「根ズレに強い」「高感度」「キャスタビリティーも良い」これを目指して開発しました。相反する要素を上手くミックスさせて出来たのがマシンガンキャスト。発売から15年が経つのですが多くの方に支持してもらっている。実は今回、そのマシンガンキャストの三代目を開発した。「P-Ion」という特殊な全く新しい方法でナイロンラインの表面を改質します。それによってナイロンラインの表面のコーティングがこれまでと比較にならないぐらい剥がれにくくなる。そしていろんなルアーでテストしたんですが、これまでにない程、長持ちするコーティング。

例えるなら、これまでのナイロンはトンカツ。これが普通のナイロンコーティング。でも今回のマシンガンはローストビーフ。これまでのナイロンラインのコーティングは、まず色を付ける。その後に、コーティング。普通は液に漬ける。でも今回はそうじゃない。「プラズマ処理」。気体に通してナイロン表面の分子を変える、水を吸いにくいように。だからその分子は取れにくい。

動画中で並木プロが激押しする新しい「Shooterマシンガンキャスト」その新技術の効果はどれだけのものか。これは1度は使ってみたいナイロンラインですね。

さらに、20lb以下のラインであれば150m巻で半分の75mにシールマーキングされているのは嬉しいです。

 

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東レ スーパーハードポリアミドプラス

最強の操作性がバス釣りを変える。超実践仕様ヘビーユースナイロンライン。

全ポンド非共通設定で各ポンド毎に最適なしなやかさと強度を追求。新開発高強度低伸度ポリマー「ポリミアドプラス」を採用。フロロカーボン同等の表面耐久性を持ち、ハードベイトの操作性を重視した高感度、高強度設計。軽くしなやかでありながら使用感はフロロカーボンクラスを実現。新たなナイロンラインの1ページを開いたNEWナイロンの登場です。カラーは最もバスに警戒心を与えないと言われている「ウォーターメロン・ライトフロールセント」を新開発。これはどんな背景にも溶け込み、空中では淡い紫のコントラストで視認性が高い優れもの。最高のナイロンラインと呼べる一品でしょう。

 

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まとめ

これら5つのラインが私が過去使用してよかったナイロンラインです。

デプスの木村健太さんがナイロンラインについて興味深いことをお話しされていました。

『なぜ、クランクにはナイロンなのか』 木村健太

シャロー、ディープを問わず、僕の現在のクランクベイト使用時のナイロンライン使用率は100%となっております。

なぜナイロンなのか?答えは「釣りの効率を上げるため」に他ならないのです。

フロロとナイロンを大きく分別した時にアングラーが考えるべき違いとは、比重による水中でのラインの入り方の違いです。

リトリーブ時に水面からルアーにかけてのラインの入り方がフロロはわりとルアーに対して一直線に近い、真っ直ぐな形で入るのに対し、ナイロンはその軽さゆえ、弧を描くように水圧で湾曲しながら進んでいきます。

「ん?じゃあフロロの方がええんちゃうの?」というのが、一般的にフロロを使う人が多い理由。ですが、よく考えて欲しい。

リップラップ、レイダウンやブッシュ、ベジテーションなど、複雑な場所を攻めてなんぼのクランクベイトの使用状況において、ラインが一直線であるということがどういうことかと。

フロロだとストラクチャーにルアーがコンタクトする前にラインが擦れながら進んで行った後にクランクベイトのリップがコンタクトします。ナイロンだと多くの場合ラインがうまくストラクチャーをかわして、クランクベイトのリップが最初にコンタクトする可能性が上がります。

ここでナイロンの利点

  1. ラインに対するダメージが少ないため、結び変えの頻度を大幅に減らすことができる。
  2. 小さな隙間にラインが挟まることを防ぐことができるので、ルアー本体がガッツリスタックする可能性が大幅に減らせる。
  3. 特に陸っぱりにおいては足元でうまく浮き上がってくれるので、余分なスタックが減り、ルアーロスト率が減る。

クランクベイトの回避力をより一層上げるため、釣り効率を上げるためには、クランクベイトをリップからストラクチャーにコンタクトさせ、ルアー本来の性能を引き出すことができるナイロンに圧倒的に分があるというのが実践から得た答えです。

フロロを使うのは手持ちのクランクをボートで、よっぽど足元まで深く潜らせたい時だけ。この春、琵琶湖ではリップラップでのクランキングが好調でしたが、このライン選択により結び変え頻度が減ってキャスト数が向上したことが密かに大役を担ってくれたと言えます。フロロを傷だらけのまま使用していて、デカい魚にラインブレイクされたという経験がある方も少なくないのでは?

とても興味深く、ためになるお話ですね。ここまでやり込んでいる方が、このような考え方をお持ちですと説得力があります。確かに私の経験でもクランクをフロロで使った場合、スタックが多かったのが、ナイロンを使用したところ、それが減り、ラインに傷が入りにくかった印象があります。

ただ、フロロの方が耐摩擦性能が高いので意見が分かれるところでもあるかと思いますが、私は木村健太さんの意見に賛成します。そもそも(トップウォーターを除く)全てのファストムービングルアーをフロロでマッチするのであれば、実践主義のプロアングラーがナイロンを使用する必要性がなく、ナイロンの存在が無意味となってしまいます。ナイロンラインが存在するのには必ず理由があると思うのです。これは様々な理由で簡単に出る答えではないかと思いますが各個人、意見を持って自分が信頼できる「答え」を持つべきテーマですね。

木村健太さんの考えはとても参考になり、私たちも考えさせられるお話です。私もさらにやり込んで実践から答えを出していこうと思います。

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