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ラトリンログとは?
冬に効くルアーの中で定番と言えば皆さんはどのようなルアーをご想像しますか?
私の中ではシャッド、メタルバイブ、バイブレーション、ジャークベイト、ライトリグetc…があげられますが、定番の一つとしてスミスウィックのラトリンログをご提案します。
1950年にデビューしたラトリンログ は50年以上の歴史をもつオールドルアーです。
このラトリンログは本国アメリカを始め、日本各地で多くの釣果を生み、元祖ジャークベイトと言っても過言ではないルアーとなっています。
なんとこの「ラトリンログ」、発売当初はラトルは入っていなかったらしいです。
発売から20年ほど経つ70年代に入り、ミノーとしては業界で初めてラトルインを発売したのは実はこのルアーだったようで、長い歴史をもつルアーなんです。
いわゆる「名作」ですね。
私はルアーやものに対して一切の偏見を持たず釣れるというルアーはメーカーは問わず積極的に使います。
その中の一つとしてラトリンログ サスペンドモデルは低水温期の定番で名作ルアーだと思います。
もちろん冬以外のハイシーズンも効果的なルアーですよ。
ラトリンログで釣る
この「ログ」ってルアー知ってるけど釣ったことないから自信がない、見るからに釣れなさそうなどいろんなご意見を耳にします。
もちろん、「定番だ」という方もいらっしゃって、賛否の分かれているルアーでもあります。
そこで今回は「ログで釣る」をテーマにお話させて頂きます。
どんなアクションが効果的か動画を撮ったので、そちらを見て頂けるとわかりやすいです。
ラトリンログ のアクション
ジャークベイトの基本とも言われるログですが、ただ巻き、ストップ&ゴーなど様々なアクションが可能なルアーですが、なんと言っても冬のトゥイッチ&ポーズが私はオススメです。
止めた時にもだえるような独特なアクションでバスが思わずバイトしてしまう魅力があります。
低水温期のアクション
ミノー、ジャークベイトのカテゴリーに入るため、多くの方は「ビシッ、ビシッ」とジャークして使うのも良いのですが、このルアーの効果的なアクションはロッドを下向きにしてラインを軽く弾くようにして優しく「ツンッ、ツンッ」とアクションさせ、その後はルアーを動かさないよう余ったラインを巻き取り、また「ツンッ、ツンッ」と、ログをお辞儀させるように動かします。下に水を押すようなアクションです。
イメージとしては、底やブレイクの下にいるバスにルアーを気づかせ食い上げさせるイメージです。
ただし、手元はノー感じなので集中し信じてやり切らなければ冬のバスはそう簡単には喰ってきません。
このアクションで冬でもいきなり中層で喰ってくるので油断せず、焦らずキープキャスティングです^^
タックル
ロッド
ML〜Mでレギュラーテーパーで一般的な6,6以上の長さがあればOKです。
リール
糸を巻き取りすぎるスーパーハイギア以外であれば基本的に大丈夫です。
しかしローギアが好みという方が多いかもしれません。理由はルアーを不要に動かさないように慎重にラインを巻き取りたいからという方もいます。
私の場合はディープクランク以外は全てハイギアかスーパーハイギアを使用するので特に気にしていません。
皆様のお好みのセッティングを探してみてください。
ライン
これがとても重要で、フロロカーボンラインよりも断然ナイロン20lbをオススメします。なぜなら、フロロは水に沈む為、リップラップやブレイクに対してルアーより先にラインが触れラトリンログのリップがストラクチャーに当たってしまうからです。
リップが薄く柔らかいルアーなので打つけた衝撃で折れることがあります。
私も過去にフロロで使ってリップを折ったことがあります。
また、ナイロンだとトゥイッチ後ルアーを止めた時の水中姿勢がナイロンの方が釣り人目線では良い気がします(笑)
20lbという太さは細いラインより伸びないからです。長い時間トゥイッチ&ポーズを続けると伸びてレスポンスが悪くなり、操作感が落ち、アワセも効きにくくなるような気がするので今はそうしています。
なかなか20lbナイロンは普段使わないと思うので、この時期限定で安価な300m巻きのナイロンを私は使っています。
ラトリンログの種類
ラトリンログ 定番のARB1200をベースとして多くの種類が発売されてきました。
サイズ感、ラトルの有無、フローティング・サスペンド様々なタイプがあります。
シーズンやフィールド状況に応じて選ぶと良いでしょう。
また、エリート8とパーフェクト10モデルは標準で「がまかつ」フックが装備されていて、サスペンドで低水温期に効果が高いことから私は好きです。
冬の新たな引き出しに使ってみると発見があるかもしれません。
オリジナルログ AB1200
元祖ラトリンログ。現在ではお目にかからないモデルでノンラトル。
ラトリンログARB1200
ラトリンログと言えばこのモデルという方が多いでしょう。AB1200のラトルインタイプで深度60センチまで潜るシャロータイプモデルです。潜行深度が浅いのでオカッパリで使うのに相性抜群です。
ラトリンログADRB1200
ARB1200よりリップが長い為、約1,2mまで潜る為やや深いレンジを探るのにオススメです。
ラトリンログASDRB1200
サスペンドタイプのラトリンログ。本国アメリカプロトーナメントで驚異的な釣果を出したレジェンドルアー。
低水温期に爆発の可能性を秘めたモデル。
ラトリンログ エリート8
ラトリンログでは新製品のこのモデルは標準でがまかつフックが装備され、定番の中ではウエイトのある12.6gと非常に扱いやすいです。
潜行深度は2mを越え低水温期に私はもっとも使うモデルでコンフィデンスルアーです^^
ラトリンログARA1200
少しこぶりなダウンサイジングモデル。89ミリで短いリップで水面直下を攻めるのに適したモデル。
パーフェクトログ10 ADR5
ショートビルタイプのログシリーズでは水深3m前後の最大潜水能力をもつこのモデル。
トゥイッチ時にはロールアクションと左右にふらつくベイトフィッシュの煌めきのようなアクションを再現。低水温期に強いモデルです。
レジェンダリー ミノーを新たな引き出しに
50年以上の歴史をもつこのラトリンログを武器にして、多くのテクニックをものにしてください。
皆様がビックバスをキャッチされることを願っております。