皆さんは冬でもバス釣りに行きますか。
バサーなら一度は行ったことがあるであろう冬のバス釣り。
厳しいですよね・・・(笑)
人によっては11月または12月からバスはオフシーズン、3月からスタートという方が多いのではないでしょうか。
確かにその時期は釣りにくく、日和によってはノーバイトってこともあり得るのが冬のバス釣りです。
しかし、痺れるビッグバスゲームが楽しめるのも、この冬の時期だけなのも事実です。
そんな冬バスをやっていた日に、ふと思った事がありまして、45アップ1500gアップがバイトする回数は実はハイシーズンと比べ少し減るだけで然程わからないのではないかと思いました。
というのも、私の普段釣りするフィールドでは、釣り場の特性上、冬向きのフィールド、エリアではノーバイトはほとんどなく、釣れれば90%以上いい魚 (ここでは関東河川での1500g以上の魚のことをさします) が釣れます。いい日で1日5バイト、悪くても1バイトは得られ、これはハイシーズンと比較して考えてもデカバスが釣れるバイト数とほぼ変わらないチャンスがあるように感じました。
だからと言って簡単には釣れません。そもそも1500g以上のバスを関東で釣るのって春や秋爆を除いて1日1,2匹混じればOKだと思っています。
日和によるものの多くの場合、冬でもチャンスはあり、「集中力を切らさず釣り続けられるか」「釣り人の腕とメンタル」を試せし鍛える絶好の機会でもあります。
そんな冬におすすめのポイントの特性やルアーや狙い方を私の経験を元にお話しさせて頂きます。
皆様が冬の場所選びの参考になれば嬉しいです。
冬のポイント
当たり前ですが冬の時期は時に越冬場と言われる冬にバスが溜まるポイントが非常に重要になってきます。
この時期は魚が越冬するのに不向きな場所には全くいない。逆に越冬場出来るポイントには驚く程、凝縮して魚がいます。
冬の川バス釣りポイントとなる越冬場の要素
・河川の中でも他と比較して水深があり流れが穏やかな場所
・川鳥の多い場所
・流れの中心よりインサイド側(川流れの内側)に多くの泥が溜まっていない場所
他にも細かい部分はありますが私が冬に釣果をあげているポイントの共通点は以上の3項目です。
ボートで魚探があれば、探せば映るのでわかりやすいのですが陸っぱりからでも、この要素は見つけやすいかなと思います。
また上記に加え基本として押さえておくポイントは、そのフィールドの中で他エリアと比較して、「水温の安定している場所」でかつ「水質の良い場所」さらに「ベイトフィッシュ (エサ)が多い場所」にはほぼバスがいると思われます。その例が下記の魚探に映し出されている場所です。
この場所は朝は水温6度台だった場所ですが夕方には9度まで上がり魚が動いています。
そして、冬バスを釣る上でとっても大事だと思っているのは、「バスのフィーディングスポット」を越冬場から導く事が重要です。
要するにバスの食事処、餌獲り場です。
これは周囲の地形や川の流れ、ストラクチャー(障害物) が有力候補となります。バスの習性上、モノを起点に行動することが多い生物ですので変化を見つけたら必ず狙ってみてください。バスが付く代表的な変化といえばハードボトム。その他のシーズンにもキーとなることが多く、そこにはゴリやハゼ、エビなどのベイトフィッシュが隠れていて、泥が堆積しない適度な流れがあるポイントになるので絶好の餌場になります。
他にもウィードや流木や岩盤、ブレイクや岩、スタンプ(切り株)など沈みものや、冬でも植物系のカバーにバスがついている事もあります。
その変化となっているポイントを見つけ、越冬場隣接のフィーディングポイントを見つけ、その場所でポイントに合ったルアーを使い、狙う角度変えたりして粘りましょう。また、真冬に行くポイントは多くても1日3ヶ所に絞る方が結果として良い釣果となっています。これは単純に魚がいる場所が集中していることと、食べる時間が極端に短いことが多いので、移動している時間にチャンスを逃したくないからです。
冬バスの時合いは本当に短く、いつ起きるかは、1日釣り続けないとわからないのが本音です。
予めこの時間ってわかればいいのですが、1日釣り通して終わってみれば、あのバイトが時合いだったんだなと答え合わせが出来ます。その日の傾向がわかる感じです。ただし、一概には言い切れませんが、曇っていたり雪の日など低気圧絡みは冬バスでも良い傾向があるのでその日は大チャンスです。過去に雪の日に1500~2000の魚が4連チャンや爆風前に15分で3連チャンなど笑いが止まれなくなる事も稀にあります。
これを味わってしまうと冬のバス釣りの虜になってしまうかも知れません。ただし、注意したいのは川は毎年の台風や豪雨などで地形が変わり釣れるポイントが変化します。越冬場がなくなることは、殆どないのですが、フィーディングポイントが変わることは往々にして起こります。その変化を楽しみながら冬の場所を探してみてください。
冬のヒットルアー
星の数ほどあるバスフィッシングルアーの中からどれを選べばいいのかって思う方もいるかも知れません。
実際、私自身、冬の釣りに使うルアーは2択または3択ぐらいにしています。
迷ってルアーをコロコロ変えても簡単には答えが返ってこないので、迷走して1日終わるなってことはしたくありません。大事なのはポイントに合ったルアーを使って丁寧にしつこく攻める。攻め過ぎたなと思ったらルアーを変え、狙う角度を変えて反応する魚を探しならがポイントを休ませて、また狙う。このようにして釣り続けます。ですので多くのタックルは使用しません。
また、冬でも初冬、厳寒期、早春など季節の移り変わりや釣行日までの天候や、その年の天候の傾向によっても反応しやすいルアーは変わってきます。
では、何を使えばいいのか、今まで私が関東の河川で釣ってきたルアーをご紹介します。
メインで使っているのはライトリグとメタルバイブレーション、シャッド、ジャークベイト、バイブレーション、このあたりが実績があります。特に名作と言われるルアーは各ジャンル持っていても良いかと思います。
ライトリグ
バスが一口で食べ切れる3インチぐらいまでのピンテールワームや、ストレートワーム、シャッドテールワームなどを使います。カラーは光量、水深、天候によりますが黒は必ず持っておいた方が良いと思っています。他にもグリパンやウォーターメロンなどの中間色と言われるオールラウンド対応できるカラーも必須です。
これはシークレットにしていたのですが、私の中でデプスのチビアダー3インチは冬のライトリグで鉄板。必ず複数袋持っていきます。カラーはなぜかブラック系がダントツで釣れています。それと言わずと知れたレッグワームオリジナルサイズのブラック。これも全国的に釣れる冬のルアーだと思います。リグはどちらもダウンショットでボトムを取れる最低限のウエイトがおすすめです。それとレッグワームはオフセットの方が釣果が良いです。
メタルバイブ
関東の河川では5~7gを持っておけばほとんど対応できるかと思います。私の場合基準は7g、1/4ozにしています。
カラーは濃いめの色でアクションは賛否両論あるのですが私の場合は50センチぐらいルアーの振動がわかる程度の速度でリフト&フォールさせます。よく鋭く短くと言われる方もいるのですが、早くシャクルと障害物に刺さりやすく根掛かりした時に回収しにくい経験があるので、ゆっくり上げて少し長めに引いて根掛かりをできる限り回避するようにしています。それでもメタルバイブは根掛かりはすることが多いので「根掛かり回収機」は必須です。
またラインはスピニングならPE0.6~0.8号 リーダー6~8ポンド、フロロカーボンなら8~10ポンドあたりで使用しています。
シャッド
シャッドは冬のド定番ですよね。大事なのはボトムをコツコツ感じられる先行深度のルアーを使ってください。
各メーカーから長年販売されている定番ルアーを選べば間違いありません。
タックルはLアクションのスピニングかベイトフィネス、ラインはその時々ですがスピニングならフロロ4ポンドかPE0.6~0.8号 リーダー6~8ポンドが良いと思います。ベイトフィネスでもフロロ6~8ポンドがオススメです。
ジャークベイト
このルアーは私の場合は初冬か早春に出番が多いルアーです。
使用するのはメガバスのワンテン、スミスウィックのラトリンログ、エバーグリーンのフェイス、この3つにしています。もちろん他のメーカーさんのルアーも釣れますが僕の使い方に合っているのはこの3種かなと試していて感じています。
タックルや使い方は過去に動画も交えて記事を書いているのでそちらをご参考ください。
ワンテンやフェイスはウエイトに合わせてM~MHアクション、ラインはフロロ12~14ポンドが良いかなと個人的には思っています。使い方の基本は2回ジャークして止めての繰り返しです。
ガツンっとひったくるバイトが堪らない大好きなルアーです。
皆様春はすぐそこまでやってきてます!春を先取りするデカバス目指して早くから狙っていいバス取りましょう!