PEラインについてその2
今回はPEラインは何のソフトルアーに向いているのか。
まずPEラインでのバス釣りで1番必要で代替えのきかない用途はフロッグ系ルアーの釣りです。理由はバスのバイト時にフロロカーボンやナイロンラインだとどうしてもラインが伸びてしまいフッキング時のタイムラグが出てしまうからです。
恥ずかしながら私も最初フロロカーボンでフロッグを使ってしまい4回バイトがあって1回も乗らなかったことがあります。完全にやらかしてますね。(笑)
なのでフロッグでのPEタックルはマストだと思います。
B・A・S・Sプロアングラーの伊豫部健さんもメディアでフロッグでのPEラインとフロロカーボンラインとの釣果の差は10倍違うと言われていました。
この表現はオーバーではなく私もそれに大賛成です。出来ればフロッグ専用タックルが用意できるといいですね。
PEフロッグタックル
フロッグでの主な使用PEラインは46Lb(4号)か56Lb(5号)が標準です。
ロッド:MHクラスで先が硬すぎないもの(硬すぎるとキャストがしにくい為)
リール:パワーがありバックラッシュしにくいもの
デジタルコントロールでPEモードがあるシマノのリールが使いやすいかもしれません。
ソフトルアーとPEライン
フロッグの次に使用頻度の多いルアーは虫系ルアーやカバー周りでの使用です。虫系に関してはカバーの濃さによって号数は変わってきますが主に0.6-0.8号が扱いやすいと思います。あの青木大介プロはこの2種類のライン号数を使い分けて使っているみたいですよ。
植物系のカバーで軽量ルアーを扱う場合には0.8号以下のPEだと、とても扱いやすいですね。
パワーフィネスとPEライン
植物系の濃密なカバーをライトリグで打つ場合、フロロでは細ければラインブレイクやアワセ切れを起こし、太過ぎればラインがごわついでストラクチャーに入らなかったりと非常にストレスがたまります。
そこでPEラインを使ったライトリグにすると1.8gや2gのネコリグやスモラバがあっさりとカバーの奥に入っていきます。少しキャストにコツがいりますが慣れれば全く苦になりません。
むしろこのタックルだから獲れるバスが多くいます。
キャスト方法やタックルに関しては「房総マスター」トーナメントジャンキー、折金一樹さんの動画でご確認ください。
僕のパワーフィネスタックルは折金さんのPEタックルを参考にしています。
「上手い人から盗め」大事です。(笑)
カバーでのPEラインは存在感を消せるのでよく相性バッチリ。
PE最大弱点。テトラやリップラップ、鉄杭などのハードストラクチャーには、たとえ50Lb60Lbでも一瞬で切られるので、試しにちょっと投げるのもやめた方がいいです。笑
おすすめパワーフィネスタックル
ロッド:ML
リール:2500番のハイギアのもの
ライン:0.8号ー1.5号
パンチングPEタックル
マットが濃いカバーなどを攻略するとき、通常のリグではカバーを貫通できなく非常に釣りにくいです。そんな時に1−2ozのテキサスリグやラバージグを扱う上でフロロカーボンでは30Lb程度が限界。そこで、しなやかで同一径、引っ張り強度最強なPEラインが出番です。このタックルではリグを高く振り上げ、落下速度とヘビーシンカーのウエイトを使い、分厚いマットカバーを貫通させてバスにルアーをプレゼンすることが出来ます。
この時に大事なのがフックの軸が太いもの必須!!
細いとフッキング時にフックが伸びてしまうことがあります。できれば、ストレートフックで太軸がオススメですね。一般的にストレートフックはフッキング時のパワーロスが多く、浅掛かりやすっぽ抜けが頻発しますが至近距離でのPEであれば、しっかりと、デカバスの硬い上アゴにガッツリフッキング出来ます。
PEカバータックル
ロッド:MH、H、パンチングならXH
リール:ハイパワー、ハイギア
アメリカ バスマスタークラシック2004優勝者の大森貴洋さんはカバーでの釣りにほとんどPEラインタックルを使われているようです。私からの話より大森プロ本人からの話が聞きたいですよね!そんな方にどうぞ!
大森貴洋プロの動画はこちら
大森プロの考え方やタックルバランスなど非常に参考になりますよね。
私もこんなに釣りが上手くなりたい。。(笑)
以上、ソフトルアーとPEラインについてでした。次回「PEラインその3」ではハードルアーとPEライン。PEラインのノット(結び方)、リーダーノットについてお話しします。よかったらご覧ください。
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